「集客できるブース」をカタチにするための5つのルール

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こんにちは!
新潟の中小企業集客企画プロジェクトマーケティング、
サマンサハート高橋です。

※編集部より;このブログは2024年1月22日、最新情報を基に加筆修正しました

展示会において、ブースの構築は非常に重要です。
自社ブースがどのようなものになるかは、展示会の出展計画においても重要な要素となっています。
しかし、ブースのデザインの決定はどのようになっていますか?
ブースの構築方法とともに集客できるブースづくりのために、このブログをご覧いただけると幸いです。

集客できるブースとは?

展示会においてブース作りは重要です。
その自社ブースをどのようなブースにするかは、展示会の出展会議においても重要な議題のひとつです。

ところでブースのデザインはどのように決定していますか?
ブースの作り方については「成果の出る展示ブースにするために必要な、外部業者へ依頼する前の事前準備とは」のブログもご覧いただけましたら、ありがたいです。

基本的に、「よいブースのデザインは集客できるブースになる」と思うのです!
・わかりやすい
・ちょっと見たくなる
・「なるほど!」から「欲しい」と展開できる
そんなポイントが含まれたブースがよいブースと定義させてください。

ただ、よいブースを作るうえでの展示会マーケティングのマネジメント(管理やチェック)の流れが間違っていたら、集客もないですし販売にもつながらないため、よいブースになりません。
ともすると営業の方々が呼び込んでも、避けて通るようなブースになってしまいます。
そのために必要なことは、展示会に出展することをプロジェクトとしてとらえること。
さらにそのプロジェクトにはマネジメントする担当者を置くこと、などが良いブースづくりの要素となります。

そこで、ここでは展示会を事業として捉え進めていくための基本的な展示会マーケティングのマネジメントについて紹介していきます。

1、製品情報からブースづくりの情報を集める

Point1:製品情報は、ブーステーマをつくる第一歩

ブースで見せる製品の情報がきちんと整理され、適切な場所にわかりやすく展示されていると、
・来場者がブース前に来るとゆっくり歩いてくれる
・声をかけてくれる
・ブースイベントに参加してくれる
などの来場者が立ち寄りやすいブースになります。
なぜ、よいブースに人が集まるかと言うと、「わかりやすい製品」というヒントがあるからです。
なのでわかりやすさを考えてブースのテーマを決めます。
このテーマ決めをすることで、製品の強みが整理できると自社の伝えたいことや製品の本来の売れる姿も明確になり、製品の良さを知らせる展示パネルやキャッチコピーをつくることができます。
これはブーステーマも決まることになります。
製品の情報を整理することは、ブーステーマをつくる第一歩なのです。
関連記事;展示会成功の鍵!BtoB企業向け7つの視点で展示会マーケティングを解説

Point2:やるべきことをすべて書きだし、優先順位をつけ、ロジックツリーを作る

製品の良さを見つけたら、良さが引き立つブースを考えていきます。
その時に必要なことは製品のアピールから当日のに掲載する情報を会議の際にブラスとして書き出してみることです。
書き出した内容は、チラシ作りからパネル作成、事前のDMの発行まで多岐に渡ります。
その内容を分類しグループを作ります。
グループはカテゴリーとして考えると、ロジックツリーの図式にすることができます。
サマンサハートからご提供している基本のロジックツリーはこのブログの一番下からダウンロードできます。
展示会当日までのやらなければいけないことを整理した全体像を考えます。
関連記事;効果的な展示会準備!会社用企画書が成功へ導く

Point3:回遊しやすいブース構造にする

全体像が見えてきたら、製品の良さをアピールする展示内容を作ります。
この時に製品の良さを紹介するために必要な、製品の特長や展示会用の企画メニューが把握できるパンフレットをを考えます。
パンフレットはブースのパネルなどで掲示していきます。
その際、ブースを訪れた人がどのようなルートで
見る(回遊)

声をかける

ブースイベントに参加する

商談する
という行動をするが予測されますので、計画してゴールまでの仮説を立てることがポイントです。
極端な例ですが、もしもブースの入り口で製品や企業の良さ以外をアピールしていたら、来場者は見た目だけで他のブースも検討しようと思うかもしれませんよね。
そうならないように、ブース構造を考えていきます。
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2、ブースの骨格をレイアウトする

Point1:ブースのレイアウトを決める

あらかじめ考えたブース回遊のイメージに沿って基本レイアウトを決めます。
展示会では、豪華なブースレイアウトをよく見かけますが、自社で情報を整理した結果によっては、すっきりしたデザインのブースに仕上がることもあります。
今までのやり方とは違った視点で伝えたいことを整理すると製品のコンテンツを減らしてこともできます。
伝えたいことがまとまると、なにを知らせるのかが決まってきます。
知らせ方としては一般的に、ブース入り口と動くモノを使ってポイントを作ることで人の目が行きやすくなりますので、とくに見て欲しい情報を配置するようおすすめします。

Point2:ファーストビューを決める

ブースでは何を伝えているのかを会場通路を歩いている途中やブースの前から見えるようにしていきます。
これをファーストビューと呼んでいます。
どのようなブースなのかを一度に見せることが可能で、欲しい情報があるかを判断されます。
獲得したい顧客のイメージを設定して、ファーストビューに注意してレイアウトを考えましょう。
入口では情報量は少ないかなと思うくらいに減らして、わかりやすくしていきます。

関連記事;集客できない・話し辛い・伝わらない等 展示会ブース作りの悩みを解決

3、提供したいコンテンツの見せ方は2つの場面で

Point1:製品の機能はパネルで

製品のベネフィットは展示パネルで見せていきます。
大きさやデザインなどはメリハリを付けたほうが見やすいです。
たとえば、ベネフィットは「届けることのできる価値」として掲載します。
そこには製品の良さや効果的な業界などをアイコン(マーク)で表示する、といった具合です。

Point2:製品の使用事例や具体策などは手持ち資料で

ブースで営業マンが話すときの補足資料を展示会会場では活用します。
最近はパットなどを用いて、スライドを使い企業も多いです。
あえて手作り感のあるA4-1枚の資料を見せながら誘導できることを考えるとパットをこれから数台準備しないといけないなら、
購入前顧客段階でラミネート加工したワンシート企画書などを見せる作戦をお勧めします。
A4のワンシートで情報が集約されたものを見せることでより質問がしやすく相手の情報を入手しやすくなります。
さらに詳しく解説するとなったらスライドなどを活用して、相手のニーズを引き出します。

関連記事;展示会の必要な準備とは?展示会マーケティングの活かし方解説

展示会ブースイメージ

⇈ 例えば、展示会場でどのように人が流れるのかを想定することもブース作りのテーマとなります。

4、製品を売るのか・かかわるサービスを売るのか分からなければ意味がない

Point1:製品そのものを紹介する場合は製品を目立たせる

製品が目立たないと、伝えたいことがダイレクトに伝わらず、来場者の主軸の質問が増えてしまい結局は会話をして終わってしまうこととなり、ブース内への誘導率が下がってしまいます。
製品の大小やオプションなど製品にかかわる複合の関連製品もディスプレイします。

Point2:製品をサンプルで見せながらオーダーのサービスを売る場合はソフトを見せる

来場者の多くはファーストインパクトでそのブースの意味をとらえます。
製品ではなく製品をつくることができる機能を紹介したい場合は、企業の持っている特殊な機能をポジショニングマップやICS分析フォーマットなどに作りこみ、わかりやすく情報を開示していきます。
その開示に際は、ディスプレイのパネルなどを選択する企業が多いようです。

関連記事;定型業務から脱却して展示会での提案力を向上する方法

5、ブースから帰る時をデザインする

Point1:お帰りいただく前に必ず共有した情報をまとめる

ブース内イベントをつくるとそのイベントに参加したことで満足してしまう企業が見受けられます。
また企画段階の目標設定で、名刺交換の目標だけを設定し面談決定目標などを設定しなかった場合、せっかく話をしたのに印象に残らなかった、など次に結びつけることができないこともあります。
具体的には、先程のラミネートした資料を見せながらもう一度振り返り簡単に「今話したまとめ」を伝えます。
これにより、記憶に残る企業に選別されます。
その際には、パンフレットにもペンでチェックやマルを付けるなど印象を高めて、職場に戻ってからもう一度パンフレットを開いてもらうチャンスをブースにいる時点で作っておきます。
どのような質問が多いかわかるのであれば、そのことについての回答やサイトへの誘導QRコードを付けたチラシを用意しておく方が良いです。

Point2:名刺交換は、次のアクションを生む大切なツール

名刺の交換の重要性を企業はご存じと思います。
展示会での名刺交換のポイントをおさえることで数日間の顧客動向を読み取れます。
また、展示会終了後の顧客への案内も具体的になります。
名刺は、どこまで話をしたのかがわかる段階表を作り名刺を片付ける前に段階をメモします。
特にコミュニケーションが取れた顧客との内容はパンフレットとともに記録を残します。
そのような顧客との会話の中では、自社のブースで目を引いたディスプレイがあったかなどを必ず質問することにしておきます。
そのデータをまとめることで、次のアクションの仮説を考えるきっかけが作れます。

関連記事;展示会後のアフターフォローはこれが最強

まとめ

展示会会場を全体的に眺めると、ブースの設定において随所にマーケティング戦略が活用されていることがよくわかります。
いつもと同じ展示会出展から大きくリノベ―ションを起こすきっかけにもなっています。
ぜひご出展の際には展示会マーケティングをご活用ください。


 

 

サマンサハートでは、展示会出展企業様の新規集客マーケティング戦略構築のサポートを行っています。
成果を出したい時、展示会プロジェクト設計をすることで資料は有効に活用されます。
企画書を含め、体系化し成果へ結びつける展示会出展プロジェクトをサポートしております。
是非お気軽にご相談くださいマセ。

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