こんにちは!
新潟の中小企業集客企画プロジェクトマーケティング、
サマンサハート高橋です。
参加したあるセミナーで「ヒト、モノ、カネ、情報」という経営資源の話を聞いて以来、企画立案のベースとして以下の点をチェックしています。
・これらの資源がそろっているか。
・これらが連携しているか。
これらは企業の4大資源と言われています。
企業の4大資源の中、情報のベースに関しては、企業はいくつものツールやコンテンツを揃えているのではないでしょうか。
関連記事;戦略立案に必要な「裏付け(エビデンス)のある情報」を集める本当の目的
さらに情報のベースについて、次の点を俯瞰できるといいと考えていて、こちらも時期をみて確認をしています。
・他者や周りから情報を提供してもらっているか。
・会社が自ら情報源になるのか。
この点は確認をするたびに、以前との情報収集について環境の違いがあると認識しています。
かつての情報収集法は新聞や雑誌、テレビやラジオなどが主でしたが、今では専門的な情報は書籍や専門誌、そしてスマホなどのネット情報からも入手されます。
従来は主に新聞などのマスメディアから、自社にとって必要な情報を入手することが主な手法でした。
今は、SNSから自然と流れてくる大量の広告や情報からも入手することができます。
多くの情報にあふれている分、惑わされないようにしていく必要がありますね。
そして、現在では情報を入手する方法が様々あるのと同様に、自社の情報を外に出す手法も増えてきています。SNSもその1つです。
自社の情報を外に向けて発信し、顧客や見込客に見てもらうことは、今やお金をかけずともできる方法がたくさんあります。
そんな中でポイントとなるのは『見てもらう回数を増やすこと』だと思っています。
要は自社の情報を、見込み客などにどれだけ多く見てもらうチャンスを増やすか。見てもらう機会を多く作り出すことができるか。
上記の意味には『顧客の認知度を上げること』が含まれています。
情報発信が自社で簡単にできるようになってい来ているからことで、必要な活動も出てきます。
それは”自社の価値を見直す”ことでした。
会社にとって当たり前のことでも、外部には魅力的に見えることがあります。
逆に自社で良かれと思って発信している自社の情報は、実は外から見たらわかりづらかったり、魅力に感じない・目に留めない情報かもしれません。
情報を発信する際には、その内容が「顧客が欲しいことを情報として公開する」そんなイメージで、コンテンツを作成してくことだと感じています。
数年前に、飲食関係の卸売業者A社様が、自社製品のアンケートを初めて実施しました。
営業マンにアンケートを依頼し、取引先等を対象にアンケートの回答を頂き、その結果をデータ化しました。
データから、A社の魅力が見えてきました。
その魅力の1つに、とあるサービスについてデータが出来てきていたのです。
とあるサービスとは、A社では当たり前に行っているサービスで、しかも無料で提供しているものでした。
そのサービスは、A社独自のものであり、今までの長年顧客に必要だから行っていた活動です。
その活動がアンケートから”会社のオリジナルな活動”だと分かったため、1つの特徴とするために、アンケートデータを活用してサービス名を付けました。
そして、そのサービス名を打ち出したキャンペーンを企画し、キャンペーンの情報発信を強化したところ、売上が2倍になったのです。
もちろん、そのサービス自体は無料のままです。製品の値引きのようなキャンペーンでも無いです。
実施したキャンペーンは、割引などの利益を削らなくても、成果につながっていきました。
これにより、マスメディアから見つけてもらうのではなく、自ら情報発信源になることの重要性が社内で認識されました。
アンケートを実施したことで顧客からの意見として社内で注目されました。
これがアンケートなしでは、社員も見逃してしまう会社独自のサービスとして社内で共有して終わったかもしれません。
「見せ方だよね」と一言でまとめられがちなことですが、そうならずに成果に繋がったのは、やはりアンケートというデータが元となったからでしょう。
この活動から、会社の魅力を再認識するためのアンケートの重要性を感じました。
そしてそれが情報発信につながるのだと。
情報の入手方法と、その発信による効果を具体化してみませんか?
マーケティングリサーチは中小企業の戦略立案に不可欠です。
それは、市場の需要と競合状況を把握し、顧客のニーズと要望を理解するための貴重な情報を提供します。
マーケティングリサーチは、効果的な製品やサービスの開発、適切な価格設定、効果的な販売促進戦略の策定、顧客の購買行動の予測などに活用できます。
サマンサハートでは、分析や戦略策定から実践の支援までサポートしております、ぜひお声がけください。