こんにちは!
新潟の中小企業集客企画プロジェクトマーケティング、
サマンサハート高橋です。
先日、印刷業界の企業A社様から『DX化の環境整備』についてご質問をいただきました。
以前から「ウチは少人数でやっているし、印刷関係だから、営業も販促もアナログなんだよね」と話されていたA社様。
しかし最近では「アナログの良さもあるけど、アナログな自分たちが変わる時が来たのかも…自社のDX化に取り組まなきゃかな」とおっしゃっていました。
一般的には、DX化といえば機械や作業をデジタル技術を活用して効率化を図ること、というのが中心となります。
しかし、A社様は印刷業の業務内容のDX化ではなく、営業や販促のDX化に注目されました。
「社員はDXとか受け入れてくれないかもしれないけど、環境を整えてからだと遅れてしまう、遅れを取り戻すのにも時間がかかりそう」との懸念がありました。
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最近は、Google MeetやZoomなどのデジタルツールを活用することで、直接会わなくても顧客とコミュニケーションが取れるようになっています。
これにより、営業活動も販促活動も、経費や手間を大幅に削減することができます。
私もこの変化にはとても感謝しています。
DX化の最大のメリットは、ただ効率化するだけでなくビジネスの仕組みそのものをより良くすることに繋がる点、と考えています。
例えば、効率化するだけなら、自社サイトへの誘導や資料請求~お礼を伝えることが、WEBやソフトを使いDX化することで簡単にできるようになる。
そこに、ビジネスの仕組みそのものをより良くするという視点でみると、会社全体で顧客情報を収集し活用し、売上に繋げる活動にすることができるようになる。
これにより、単純な効率化だけでなく、会社組織で取り組み、変革し、顧客との関係が強化されリピーターを増やすことができたりするということなのです。
印刷業界において、デジタルトランスフォーメーション(DX化)は競争力を高めるための重要なステップです。
特に、少人数で運営している印刷会社にとって、DX化のメリットは以下の点で顕著です。
1、業務効率の向上
少人数の会社でこそ、まずは効率化が鍵です。
DX化により、手作業やアナログのプロセスをデジタルツールで自動化できます。
例えば、受注から納品までのプロセスをデジタル化することで、業務の効率が大幅に向上し、人的ミスを減らすことができます。
これにより、少人数での業務でもスムーズに進めることが可能になります。
2、コスト削減
少人数での業務では、1人1人のコスト管理意識が重要です。
DX化を進めることで、紙媒体や印刷物の管理がデジタル化されたり、販促をWEBで行うことで紙媒体を減らし、コスト削減が実現します。
さらにデジタルの受注管理システムやオンラインでの顧客対応を導入することで、業務の効率化とともにコストを削減できます。
3、顧客対応の質の向上
少人数のチームでも、高品質な顧客対応が求められます。
DX化により、顧客からの問い合わせや注文をオンラインで一元管理できるため、迅速かつ正確な対応が可能になります。
特定の社員に偏ることなく、会社全体で顧客対応にあたることができ、顧客満足度の向上とリピーターの獲得に繋がります。
4、マーケティング活動の強化
マーケティング活動を効率的に行うことで、少人数でも効果的なプロモーションが可能になります。
DX化により、WEB広告やSNSを活用した見込み客の育成から、低コストで広範囲に情報を発信でき、費用対効果が良いマーケティング活動に繋がりやすいです。
これにより、新規顧客の獲得増と、自社ブランドの認知拡大が期待できます。
5、データの活用
少人数の運営でも、データに基づく意思決定が重要です。
DX化はデジタルなので、業務データや顧客データを収集し、分析することがとてもやりやすくなります。
これにより経営者側としても、業務の改善点や顧客のニーズを把握し、戦略的な意思決定が可能になります。
6、柔軟な対応力の強化
少人数のチームでは、柔軟性が求められます。私はこれだけやっていればいい、同じことをしていればいい、というわけにはいきません。
DX化を進めることで、業務の変更や新しいサービスの導入に対して迅速に対応できるようになるという、会社の体制自体を変革することになります。
社員1人1人がDX化による柔軟な対応ができるようになるだけでなく、会社としても市場の変化に迅速に適応し競争力を維持することができます。
上記のようにDX化は、少人数の会社だからこそのさまざまなメリットを享受できます。
これにより、限られたリソースで最大の成果を上げる企業の基盤ができるのです。
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印刷会社としてDX化は、競争力を維持し、顧客満足度を高めるために重要です。
中小企業のDX化は、費用面や現状の社内体制として難しいのが現状ではあるかもしれません。
しかし、経営者が意識を持ち変革を起こさないと会社は変わりませんし、今後の市場や経済に置いて行かれて手遅れになってしまいます。
DX化から考えると難しく感じてしまいますが、「マーケティング」の一環としてDXを取り入れる、という視点ですと社員も受け入れやすいのではないでしょうか。
できるところからDX化していく、というイメージです。
中小企業の皆様へ、まずは「販促」の部分でDX化に取組むことをオススメします!
大きな手間がかからず、顧客との関係性構築のための情報発信などができる方法がありますので、それらの実践からマーケティング活動を実感していただけるはずです。
このブログを読んで、DX化の可能性についてもっと知りたいと思われた方は、ぜひご相談ください。
サマンサハートがサポートいたします。