予算を抑えつつ成果を上げる方法、効果的なアンケート戦略

新規事業の企画をサポートさせていただく機会が多く、事業の拡大や新規事業をスタートしている会社が増えている実感がございます。
そして成功へ導くために改めて、リサーチを行い顧客の需要喚起をしていく会社もあります。
中には認知活動の意味も含まれていて販売促進を行いながら、リサーチしている会社もあります。

新規事業スタートや、補助金に係る事業などに対しても、リサーチ活動は非常に重要です。
そこで大切なのは、アンケートの予算を組むこと。
アンケートの費用はどんな要素で構成されているのか、またどんな要因で変動するのか、アンケートにかかわる費用の基礎をご確認いただき、予算を組むときの参考にしていただければと思い、ブログにしました。

アンケート費用の成り立ち

アンケート費用はアンケート全体の企画構成と実施費用で成り立っています。
アンケート全体の企画構成はターゲット設定が細分化されていくと料金がアップします。
年齢、仕事の分野、収入などによっても変わってきます。

実施費用は、アンケートデータ数や設問内容、実施期間によって料金がアップします。
戦略を構築する際に仮説を立て変更してもいい内容かどうかを精査しておくことで予算がはっきりしてきます。
予算内でリサーチを進めてる場合、以下の戦略が基本の流れとなります。

アンケート成り立ちによる費用ポイント 1、アンケート全体の企画構成

アンケートの企画は、売りたい製品が明確であれば絞り込みができます。
そして絞り込みはできますが、これから企画の概要が決まっていく場合は調査の範囲は大きくなりデータ数も多くなります。

なのでアンケートを行うにあたり目的が明確になっていることや仮説が絞り込まれていることは予算計画の点でも重要です。
できれば、ざっくりとしたアンケートではなく、明確な内容のアンケートができるように企画を立てて頂くことをお勧めします。
明確なアンケートほど、費用は抑えることができます。
理由としては、アンケートの企画がざっくりとしていると企画構成の見積もりも加算されるからです。

企画構成の要素としては、製品の特長、販売していきたいマーケットの様子、競合比較、特定されている顧客層、立案している戦略の仮説などを明確にしていきます。
アンケート企画が具体的になり構成がはっきりしますので、質問がスムーズに構成されます。

アンケート成り立ちによる費用ポイント 2、実施費用

実施費用とはアンケートをどのように取るのか、に関わる費用です。
アンケートの実施はWEBで行うのか、戸別訪問するのか、街頭インタビューなのか、集合アンケートなのかなど実施の方法により、費用は変動します。
集計のデータも多く、戸別にデータを獲得するとなると費用はアップします。

また、WEBだからといってアンケートが簡単かと言えば、そうではありません。
アンケート分析を充実させるために、設問を増やせばページ数を増やすこととなりますので、その分だけ費用がアップします。

しかし、詳細な顧客心理データを獲得するとなると、Webを使わずに永遠と長ーーいアンケートを1ページで構成すると企業の場合特に離脱する可能性は高くなります。
顧客心理はアンケートデータを収集したいところですが、製品の使い心地などはアンケートの実施よりもインタビューがお勧めです。
アンケート×インタビューなど方法が細分化される場合は、実施費用はある程度見積もった方がいいです。

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アンケートの設問構成と費用の関係

アンケート設問を作る時には、定量調査と定性調査の大きく2つのデータ獲得の方向性があります。
アンケートで収集されたデータを数値化することを想定して行うのが定量調査です。

調査結果はグラフで表現し、解説を加えるスタイルが多く、皆さんもご覧になったことがあるのではないでしょうか。
また定性調査とは、アンケート回答者の顧客心理、購入行動、製品を見た時のイメージなどを普段ならグラフなどで数値化できないデータを収集する場合の調査方法です。

実はこの定性調査もグラフ化ができる仕組みがあります。
このグラフ化で会社は顧客心理までを数値化してみることができるので、戦略の裏付けとして活用できます。
提案書作成にも使いやすいです。

アンケート設問構成ポイント 1、定量調査

会社の定量調査は実施される地域やアンケート設問数によって、
・集計時間
・データ化の時間
・かかわる人の構成
などが変わり、費用に反映されます。

現在は少なくなっていますが個社訪問をしたり、郵送でアンケートを実施すると費用はアップします。
また上記方法は、回収率も低いので回答数を増やすには電話での回答促進などを使う場合も出てきます。
そのため、アンケート費用はさらにプラスされます。

反対に届ける形ではなく、会社で開催するイベントや展示会などで集まった大勢の方にアンケートを実施することで定量を増やす方法もあります。
定量調査は、企画や新規事業の仮説検証を行うのに適しています。
また、顧客の市場動向や購入思考などをリサーチすることも可能です。

さらに、出来上がっている製品を試験的に特定に市場に出した時のデータも定量調査となります。
戦略の指針の裏付けとなるデータを獲得していくことができるように調査を実施します。

アンケート設問構成ポイント 2、定性調査

会社が得意先や見込み客の顧客心理を獲得したい時の調査が定性調査です。
最近ではコンテンツを生み出す際にも活用されるアンケート方法です。
顧客の細分化されたニーズや潜在的な購買心理をつかむことができます。
この調査により新たなマーケットがあることを見つけ獲得することも可能となります。

定性調査は、会社の製品やサービスについての問題点を洗い出したい時にも有効です。
さらに戦略の仮説を立てる際にも有効です。
例えば、顧客の現状・実態がわからないために仮説で立てた戦略にぶれが起こることがあります。
仮説にぶれが生じると結果的に実践のできない戦略を立てることとなりかねません。
なのでできるだけ、見込み客や顧客の心理が理解でき、自社の戦略へとつなげることができるようにアンケートの設問を工夫します。

この定量調査は、顧客数が少なかったり顧客のコメントを分析して戦略に活かす際に有効です。
比較的定性調査が、データ数が定量調査ほど多くなくても結果は見え、戦略に反映しやすい場合があるからです。

予算がない場合など、徹底的に顧客心理に沿ったデータ獲得で戦略を立案する方法もできます。
ただし特定の顧客を獲得する必要があるので時間経費が掛かります。

費用を抑えたい場合のアンケート

やりたいことを盛り込んだアンケートの実施は、費用が掛かることとなります。
例えば、
・顧客獲得のためのアンケート
・販売促進の機能を含んだアンケート
などです。

なので、戦略立案ができているデータ獲得は、必要なアンケートに絞り込むことで費用を抑えることができます。
アンケート会社に丸投げをすると、それだけ企画にかかわる費用が追加させるからです。
会社が欲しいデータとは、サマンサハートがこれまでアンケートを行ってきている中で感じるのは、「明確な裏付けとなるデータが欲しい」ということ。
中小企業の場合は、販売することが決まってからアンケートを実施する場合が多く、そのデータを確実に活用して販売促進に活かしたいからです。

そいうった意味でも、BtoB企業におすすめは定性調査です。
戦略を立てたい製品が明確になってからアンケートを企画合わせて実施する方法で費用を抑えることができます。 なので、定量調査で費用を抑える場合は、年間計画として社内で行えるようにプロジェクトを組み、季節ごとに実施することをお勧めします。

顧客を中心にアンケートを実施し、リサーチデータは次の企画に反映させるなど、長いスパンで見る、そんな戦略も立てることができます。
世の中の流れが早くても、戦略に必要となるデータは使えるでデータであるほうが費用を抑えることができます。

まとめ

基本的な定量調査や定性調査は知っている企業は多いです。
ですが、見積もりを出してもらわないとアンケートの費用はわかりづらいのが事実。
アンケートと言う活動にかかわらず、費用は押さえたいものです。

基本的にはアンケート企画を立案することにより、設問をアンケート会社に丸投げすることがなくなるため、その分費用が抑えられます。
さらに企業内で企画を組み立てることができれば、次回のアンケート実施にも役立ちます。


ブランディング、戦略効率、事業拡大、マーケティング力強化に向けて、感性分析を取り込み、事業推進の課題解決をご支援しています。
顧客理解のために、様々な仮説をたて適切なリサーチの実施まで行います。
顧客コミュニケーションのお悩み解決手段としてご活用いただけます、お気軽にご相談下さい。

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