「ずっと仕事が忙しくて…」とか「展示会に出展する意義がわからない」といった理由で、何年も顧客拡大のためのイベント開催を行わずじまいではありませんか?
BtoB企業が顧客拡大を目指す時、相談会・見学会あたりなら平日に、製造業・建築業でもコンタクトの無い一般の消費者を集めるのではなく、既存の顧客を中心に月の中日を活かしてイベントで成果を上げる事ができます。
そしてアフターコロナの時代に、SNSを使って見込み客を集めながら社内イベントを開催し、顧客拡大を実践している企業が増えています。
ここでは、相談会・会社説明会・工場見学会を「社内イベント」として話を進めさせていただきます。
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目次
社内イベントを開催することで起こるメリット
これまで当社でも年間で自社開催、クライアント様サポートを含め年間で60回以上の企業向け顧客拡大のためのイベントを開催しています。
社内イベントとは企業内で開催される相談会・会社説明会・工場見学会を指し、顧客拡大を考えている企業のマーケティング活動のひとつです。
社内イベントでも得るものは大きいです。
理由は、自社に顧客を呼び込む戦略が実践できることです。
呼び込む戦略が重要だったとしても、県外に行くことが戦略として妥当なのか?と悩む部分です。
この悩みは「顧客や見込み客との関係性は創っていきたい。だが、東京などで開催される展示会ほどの大きなイベントに参加するほどではない」があり、このイメージを持っている企業は意外と多いです。
その点、社内イベントは費用負担が少なく、準備も小さく始めることができるのが特徴です。
思った以上にマーケティング戦略がコンパクトになっているため、気軽に開催できるものです。
そして、社内イベントを開催することで、現在の取引先との関係もコミュニケーションが深まりますし、普段行っていないような製品やサービス、サポートについて新しい企画を提案できます。
これは、一度開催すれば自社のマンネリ感や惰性で行っていた仕事をリカバリーすることにもつながります。
もともとつながりがあった顧客であっても、関係性が深まってくるという感覚を得る企業様のご感想を頂いています。
SNSを活用すれば社内イベントの準備の流れがつかめる
社内イベント開催前の、詳細な準備を億劫と感じる企業様もいます。
また、社内イベントが未経験か何年も行っていない状況ですと、チラシ作成をどこにお願いするのかという最初の段階で、億劫になってしまうかもしれません。
ですが、今はSNSから簡単に告知できてしまう時代。
これを活用しない手はありません。
さらに、情報発信として当社でよく利用するのは、「facebook」「Twitter」「eight」といった、企業が手掛けているSNS。
いずれもソーシャルなネットワークを活用して、ほぼ無料で情報発信ができるのが便利です。
また、通常取引きのある顧客へは直接、メールマガジンで情報発信ができますので、情報として社内イベントについてお知らせをすることも可能です。
さらに、相談会・見学会は、通常取引きのある顧客とは来社時間を予約するところが多く、取引先とは予約時間をせっていすることで有利に活動できます。
来社時間までが明確になっていますと、その時間に合わせてパーソナルな提案も準備もできます。
ここでもSNSの活用ができます。
SNSにイベント情報をアップすることで、営業活動へ誘導できます。
申込や予約ページをつくることもできますので、SNS内のツールは有効に利用できます。
これは新規のお客様も予約できる便利さがあり、開始の継続によって申し込みも増えていきます。
社内イベントの情報発信や予約で役立つアプリも、いくつかあります。
そのアプリはイベントの詳細を記載したホームページ内のブログや最新情報のページにリンクさせることもできます。
さらに、イベントとして広域に情報発信する場合はこくちーずなど情報発信アプリなどが活用できます。
料金を頂くイベントの場合は決済もサイトで行えるサービスも含まれているサイトもあります。
料金を頂くことで、当日までわからない等の不安を解消できます、ご活用いただけると思います。
SNSには、会場も明確に伝える事ができるSNSも使えます。
「Googleビジネスプロフィール」などはホームページに連動させている企業様も多くいらっしゃいます。
検索で企業を見つけた見込み客は、「Googleビジネスプロフィール」を見て企業の概要を理解することも多くあります。
社内イベントは情報としてアップしておくのがおススメです。
そして、申込ページだけを作成する「Google Drive」は自社メールに申し込みをした方の履歴が届くように設定できます。
申込ページを作成したらこれもホームページブログやSNSにリンクさせることができます。
イベント企画を作り、社内で申込メールやSNSリンクなどができるようになると、社員の活動範囲も広がっていきます。
イベントの情報詳細は、ブログや新着情報で掲載し、SNSから発信することで、準備から当日の内容までこまめに書きこめて、とてもわかりやすくなります。
社内イベントは「この製品だけを知らせる」という一点集中型で考える
そして社内イベントを始めて開催する企業様は、スケジュールをびっしり詰め込みがち。
見込み客への情報発信を考え、自社の本来の目的を考え、せっかく開催するのだから、という方向性を考えると社内イベントのボリュームが大きくなるのはありがちなことです。
それは社内イベントのテーマである
・製品やサービスを売り込む
・当社の様子を見てもらう
・顧客の相談を受ける
など、いくつかの目的が詰め込まれた状態を指します。
知らせたい製品が増え、また集客した見込み客への個別対応企画を増やすことで、準備内容と目的がたくさんになるためです。
これは社内イベントの準備が増え、本来の仕事に負担をかける場合が出てきます。
開催を辞めたり、申し込みがゼロなどの結果をまねくことにもなりかねません。
関連記事;マーケティングを会社機能として持つことで、集客できる魅力について
上記の傾向も踏まえ、社内イベントは、社内見学をZOOMで行うと決定することが重要です。
知らせるための活動が準備段階でブラッシュアップされていきます。
それは知らせて印象に残すために、「社内見学をZOOMで行う」や「製品をたくさん触ってもらう」、他には「デモ機を動かしてもらう」など実践する内容を盛り込み目標を決めます。
社内イベントだからこそ、1つだけ目標を明確にすることで社内での達成感がでてきます。
その際には、社内見学でのZOOM参加者10名など数字目標を入れます。
数字目標は統括の目標ではない集客目標スでも構いません。
こういった目標があると、モチベーションがわきます!
もちろん、社内見学をZOOMで行うと決めても、来社した顧客が思いがけなく案件を持ち込んでくることもあります。
それには対応していきましょう。
そういうことが自信につながり、相談を受ける幅も広がります。
社内イベントの手順
顧客拡大の多面実施する社内イベントを構築する際に入れてほしいマーケティング活動があります。
それは具体的なイベントの開催手順です。
下記は事例として、社内イベントで相談会を開催する、としたときの開催スケジュールです。
関連記事;BtoB企業がSNS活用しやすい年間スケジュールについて
まとめ
社内イベントをすればプロセスを整えながらスキルが身につくことは、企業にとって重要なことです。
大切さも社員と共有でき、さまざまなスキルが身につく機会に満ちています。
仕事ですがコミュニケーションの重要性も感じられ、段取り力によって売上予測も立てる事ができます。
普通に営業活動をしていく中でも、顧客のニーズを直接聞くチャンスはあまりないものです。
イベント開催で顧客ニーズを受け止める枠を拡大でき、知らず知らずのうちに自社の成長を実感できます。
そうして得たイベント開催のスキルや向上した能力は、日常業務に役立ちますし、社内イベントで得たエピソードは、社内外でのプレゼン場面でもデータとして発表できますので、ムダがありません。
社内イベントはBtoB企業にとって、実践しながらマニュアル化できるマーケティング活動だと思っています。