製品・サービスは決まった。その内容、補助金の事業計画書に書けますか?

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こんにちは!
新潟の中小企業集客企画プロジェクトマーケティング、
サマンサハート高橋です。

製品・サービスは決まった。で、どうする?

補助金の事業計画書作成で、次に悩むのが事業の組み立て方です。

補正予算が組まれ、「新規事業に補助金を活用しよう」と動き出す中小企業の代表の方も多い時期です。
設備投資、技術提供のための建設、新しい製品・サービスの立ち上げなど、構想を進める中で、
・製品・サービスの内容
・提供方法
・おおよその価格
までは見えてきた、という段階でご相談をいただくことが増えています。

その理由は明確です。
「この内容で、事業計画書が書けるのだろうか?」
「審査側に、事業として伝わるのだろうか?」
という不安が出てくるからです。

実は、事業計画書は「思い」ではなく「構造」で見られています。
補助金の事業計画書では、単に「新しいことをやりたい」「必要な投資である」という説明だけでは不十分です。
・どんな製品・サービスなのか
・なぜその価格なのか
・どのように顧客に届け、広げていくのか
事業としての構造が、論理的につながっているかが計画書の中に書かれていることがポイントです。
この構造整理に、そのまま使えるのがマーケティングでいう4Pの考え方です。

事業計画書に落とし込むための「4P」という視点

4Pとは、次の4つの要素です。
・Product(製品・サービス)
・Price(価格)
・Place(流通・提供方法)
・Promotion(販売促進)
補助金のご相談では、多くの場合ProductとPriceは決まっているが、文章化・整理ができていない状態です。

そこで私たちはまず、
「このProductとPriceは、事業計画書の中で“説明できる形”になっているか」
を確認させていただいています。

特に重要なのが、事業計画書で必ず見られる「Price(価格)」です。
価格は、審査側にとって事業の現実性・継続性を判断する重要なポイントです。

私たちは、次の3つの視点で価格と事業の関係を整理します。
① コストから決めただけの価格になっていないか
材料費や人件費に利益を上乗せして決めた価格は、説明を工夫しないと、
・なぜこの価格なのか
・市場で受け入れられるのか
が伝わりにくくなります。
事業計画書の中でいうと、プロダクトアウトではなく、マーケットインの視点で価格をどう説明できるかが重要となり、その点を明確にした計画となっているかがポイントです。

② 競合・代替手段との関係が整理されているか
これまで企業の事業改革や開発に関する様々な補助金の計画書作成に関わってきました。
採択される事業と不採択の事業の結果を見ていくとわかってくるのは、
補助金の審査でのチェックポイントです。
これはわたしが理解している点ですので、全てではありませんが、
・競合は存在するのか
・類似サービスとの違いは何か
・なぜこの価格帯なのか
といった点が暗黙的にチェックされていると思います。

「競合をどう見ているか」
「顧客にとって妥当な価格なのか」

これらを、事業計画書の中で
客観的に説明できる状態に整えていきます。

③ 顧客が感じる「価値(バリュー)」が言語化されているか
顧客が製品・サービスを利用することで、
・何が解決されるのか
・どんな変化が起きるのか
この「価値」が明確であるほど、事業計画書の説得力は高まります。

この価値は、
・販売促進の内容
・販路の選定
・事業スケジュール
を説明する際の軸にもなります。

事業計画書でつまずく理由は「整理されていないだけ」のことが多い

補助金の事業計画書が書けない理由は、事業内容が悪いからではありません。
多くの場合、
頭の中では構想できている
でも、順序立てて説明できない
数字と事業のつながりが曖昧
という状態です。
ProductとPriceを軸に、PlaceとPromotionまで含めて整理することで、「やりたいことはこういうこと」を明確にした事業計画へと変わります。

まとめ

補助金資料作成は、事業を見直す機会でもあります。
お文字だけを買いた計画書ではなく、運営や顧客との関係せ、その手順まで踏み込んだ計画書は、「この事業なら計画を実行できそう」と思える計画書に作り上がっていきます。

ただし注意点があります。
事業計画書を完璧にしようとするあまり、
・いつまでも修正を繰り返す
・事業が前に進まず製品の修正を繰り返す
というケースも少なくありません。

だからこそ、事業を動かす前提での計画書づくりが重要です。
これまでサマンサハートでは、補助金の資料作成を通じて、
・事業の構造整理
・マーケティング視点での計画書設計
・その後の事業展開まで見据えた整理
が計画書を作成する中で出来上がっていった企業様が成果へとつながっています。
「この内容で事業計画書が書けるか不安」そんな段階の時には、まず、事業が動いた時のことを含めて事業計画を設計していくことが大切です。


製品・サービスや価格は決まった。
でも、「この内容で補助金の事業計画書が書けるのか」と不安を感じていませんか。
サマンサハートでは、マーケティング視点で事業を整理しながら、補助金の事業計画書作成をサポートしています。
構想段階でも問題ありません。「何を書けばいいかわからない」というところからご相談ください。
▶ 補助金資料作成サポートについて詳しくはこちら

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