面接で「前の会社の辞めた理由の本音」をどう聞き出すか【2025年版】

samanthaheart.seminar

こんにちは!
新潟のBtoB企業集客企画プロジェクトマーケティング、
サマンサハート高橋です。

企業が新しい事業を次々と立ち上げる中で、必ずセットで動き出すのが 人員・人事・採用 です。

「人が足りない」
「でも、ちょうどいい人が簡単に見つかるわけではない」
これは多くの企業が抱えている本音ではないでしょうか。
だからこそ今、
“いい人と出会うための採用”
が、これまで以上に重要になっています。

私たちは個社別セミナーで「採用マーケティング」についてお話ししていますが、このブログではその中でも特に重要な「面接で本音をどう引き出すか」 に焦点を当てていきます。

採用のミスマッチは、面接で起きている

実は弊社自身も過去に、
・採用を強化する
・1〜3年で退職が続く
という経験をしてきました。
「人が足りないから採る」
「いい人そうだから採る」
この考え方だけでは、定着しない採用を繰り返してしまうことを痛感しました。

そこで私たちは、採用を“営業と同じマーケティング活動”として捉え直す ことにしました。
・誰に来てほしいのか
・自社のどこに合う人なのか
・どこが合わない可能性があるのか
これを言語化し、面接の設計まで落とし込んでいったのです。

ところで、2025年の面接環境ですが、応募者は「面接慣れ」しているっ!って、わたしは思っています。

現在、私たちは高校生・大学生の面接サポートやインターンシップ受け入れも行っています。
その中で強く感じるのが、
「応募者は、面接を学んできている」
という点です。
・想定質問
・模範回答
・NGワード
これらを事前に準備し、スムーズに答えられるよう練習して面接に臨んできます。
特に、面接を「人生の重要なステージ」と捉えている人ほど、淀みなく、きれいな回答をします。

一方で、言葉に詰まる人は「準備不足=本気度が低い」と評価されがちです。
話せない、何と言っていいのかわからないと伝えてくる学生には
「一生懸命さが伝わらないのは、すごくもったいないよ」
と伝えています。

しかし「一般的な面接」では、本音は見えない

問題はここからです。
多くの企業では、
・個人情報への配慮
・公平性
・ハラスメント防止
といった理由から、決まった質問だけを淡々と行う面接 になりがちです。
わたしは、この面接の視点ですと企業は本当に欲しい人材と出会うことができず、面接の大きな壁となっていると考えています。

その考えを持つ理由は、決まった質問だけを行うことで、本質に触れない面接を行う結果、
・面接時は真剣そう
・でも、入社後の姿が想像できない
という、面接者への感想を持つこととなるからです。
また、このイメージは新卒採用・中途採用の、どちらにも共通する課題だということもわかっています。

さらに、2025年の採用で重要なのは「退職理由の深掘り」であることもわかってきています。
特に中途採用では、前職の退職理由は非常に重要な情報 です。
面接時にした質問の中で、よくある回答としては、
・上司と合わなかった
・給与が低かった
・残業が多かった
などが挙げられます。
究極、この質問自体が、求職者の個人情報に関わるということで、面接でタブーにされつつある質問にもなってきています。
ですが、ここで終わらせてしまうと、本質はまったく見えてきません。

大切なのは 「その先」 です。
本音を引き出す質問の考え方や、大切な質問を個人情報で終わらせないために面接や初めの補修が重要となってくるのです。

例えば「上司と合わなかった」と言われた場合。
そこで、
「なぜ合わなくなったのですか?」
「どんな関係性を理想としていましたか?」
「相談できなかった場面は、どんな時でしたか?」
と、状況 → 行動 → 感情 の順で聞いていきます。
また、質問の前談で、他の事例や面接者が共感してくれる話題をすることも大切です。

話を戻しますが、2025年の面接では、このような 構造化された深掘り質問(STAR型・行動ベース) が主流になっています。

本音は面接の会話の中で出てくる

ここで重要なのは、質問の“言い方”です。
詰問のように聞くのではなく、
「そうなんだ…その時どうしたの?」
「それ、結構しんどかったですよね」
「もし今なら、どうしたいと思いますか?」
と、友達との会話に近いトーン で進めること。
心理的安全性が確保されてはじめて、応募者は「本当の話」をし始めます。

なので、私たちは、面接は「台本づくり」で8割決まる!と企業様にお話をしています。
応募者が面接対策をしてくる時代だからこそ、企業側も
・質問項目
・質問の順番
深掘りの流れ
を 事前に台本として用意しておくこと が重要です。
これは応募者を試すためではありません。
・お互いに合うかどうかを見極める
・入社後のミスマッチを防ぐ
ためのものです。

まとめ

採用は「本音を出し合えるか」で決まってきます。
2025年の採用では、
・スキル
・経歴
以上に、
価値観・仕事観・環境への向き合い方
が、定着を左右します。

そのためには、面接という短い時間の中で企業も、応募者も、本音を出せる設計 が欠かせません。
「いい人がほしい」と思ったら、採用も営業と同じく、マーケティングとして設計すること。
この視点が、これからの採用を大きく変えていきます。


面接で本音が聞き出せない
採用しても1〜3年で辞めてしまう
自社に合う人の見極めに迷っている

そんな課題を感じている企業様向けに、私たちは 採用をマーケティングとして設計するサポート を行っています。
✔ 面接質問・深掘りの台本づくり
✔ ミスマッチを防ぐ採用設計
✔ 定着を前提とした採用マーケティング支援
まずは、貴社の状況を整理するところから一緒に進めてみませんか。

samanthaheart.contact

関連記事

  1. 展示会を活用した「顧客増改革」を支援しています!

  2. 提案営業ができることで企業の価値観を大きく変え成長させるチャンス

    提案営業が楽しみになる!協力会社が動く、売れる仕組み

  3. samanthaheart.job-marketing

    ハローワークから技能職応募がくる求人票の書き方ポイント

  4. アンケートで見つけた魅力をキャンペーンに!売上2倍の秘訣

  5. samanthaheart.strategy-tactics

    製品に魅力がある場合、商談を進めるためのマーケティング戦略とは?

  6. 戦略立案時のテクニック!「〇〇への問いかけ」が重要

現在参加受付中!無料セミナー

無料メルマガ配信中

資料DownLoadまとめページ

マーケティング実践&活用お役だち資料まとめ【DownLoad】

月別アーカイブ